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更新日:2023年04月18日
いい匂いは「香り」として生活を彩り、癒しやリラックス効果があるため、香りを楽しむため使用している方も多くいます。一方で、家庭用品から揮発するニオイによる健康被害に悩まされている人が増加している現状があります。
日々家庭で使用する柔軟剤、消臭・除菌スプレー、制汗剤、芳香剤、合成洗剤など、主に香りつき製品の人工的なニオイによってもたらされる健康被害のことを言います。家庭用品から、香料をはじめとする多様な有害物質が揮発することで、生活空間の空気を汚染し、それらを吸い込むことで発症します。
また、香害が原因となる「化学物質過敏症」を発症する人もいます。
神経に影響する化学物質に大量あるいは低濃度でも長期に触れることによって、自律神経失調やアレルギー症状に似た身体反応を生じるようになると考えられています。一度発症すると、たとえ微量であっても化学物質に再び触れることで、身体がその物質に過敏に反応を示すようになり、体調不良になります。重症化すると仕事や家事ができないなど、日常生活も営めなくなることがあります。
嗅覚過敏、目・鼻・のどの刺激症状や痛み、皮膚の紅斑・かゆみ、頭痛・集中力の低下、めまい、吐き気、動悸、全身の倦怠感、不眠、便秘、筋肉痛・関節痛など
現在、確実な治療方法や予防方法はまだわかっていませんが、原因となる有害物質にさらされないことが有効な対処法とされています。
自分にとっては良い香りでも、不快に感じる人がいることをご理解ください。香りつきの洗剤や柔軟剤、香水、整髪料などを使用する場合は、使用量が過度にならないよう、適用量を守って使用しましょう。公共の場など人が集まるところでは、化学物質過敏症を誘発するような香料の使用を控えるなど、周りの人に配慮して使用しましょう。
化学物質過敏症は、発症機序など解明されていない部分が多い疾患であり、原因がわからず、周りからも理解されず苦しんでいる人がいます。まずは、化学物質により様々な症状が誘発されることを知っていただき、ご理解・ご配慮いただきますようお願いします。
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