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更新日:2023年10月11日
冬期間に渡って野積みが解消されない場合、来春の融雪期において、融雪水とともに家畜排せつ物の成分が流出するおそれが極めて高く、環境汚染が懸念されます。
土壌凍結や積雪時期を迎えるまでに家畜排せつ物の野積みを解消しましょう。
(1)家畜排せつ物を草地に表面施用する場合、土壌凍結・積雪時期を避けるため、10月末をめどに作業を終了するように努める。
(2)堆肥をすき込む場合、地温が十分に低下した10月中旬以降に実施し、施用後ただちに土壌と混和する。
(3) 裸地状態で越冬する農地に、スラリーや尿など液状の家畜排せつ物を秋に施用しない。
(4) ほ場散布のため、家畜排せつ物を堆肥舎などの管理施設からほ場へ移動させる場合、移動後は速やかに利用を図り、野積みを発生させない。
◆家畜ふん尿処理・利用の手引き2004 北海道立農業・畜産試験場より抜粋.pdf
管理基準は、家畜排せつ物を処理や保管(管理)する際、守っていただく必要のある基準です。
一定規模以上の家畜を飼養する畜産農家や事業者はこの基準に従い、家畜ふん尿を施設において管理しなければなりません。
これは平成16年11月1日から適用されています。
(1)ふんなど固形状の家畜排せつ物を管理する施設は床を不浸透性材料(コンクリートなど汚水が浸透しないもの)で築造し、適当な覆いと側壁を設けること。
(2)尿やスラリーなど液状の家畜排せつ物を管理する施設は、不浸透性材料で築造した貯留槽とすること。
また、排汁などを地下浸透・流出させないよう、施設の構造に関する基準が設けられていますが、シートを利用した簡易な施設でも、法律の基準を満たすことが可能です。
ふんの処理・保管施設 = 不浸透性資材の床+適当な覆い+側壁
尿やスラリーの処理・保管施設 = 不浸透性資材の貯留槽
(1)家畜排せつ物を管理施設で管理すること。
(2)管理施設の定期的な点検を行うこと、管理施設の破損を遅滞なく修繕すること、装置の維持管理を適切に行うこと。
(3)家畜排せつ物の年間発生量、処理の方法、処理の方法別の数量について記録を行うこと。
家畜排せつ物の発生量を正確に把握することは難しい面がありますが、簡便な方法で記録していただけるように様式が定められています。
記録したものは次回まで保存しておきましょう。
◆家畜排せつ物法の管理基準と記録について(記録様式有り).pdf
ふんの野積み、尿やスラリーの素掘貯留のほか、施設がある場合であっても、施設や管理の不備により、家畜排せつ物や排汁の地下浸透・周囲への流出がある場合は不適正な管理に該当します。
大雨や融雪時などの管理には特に注意が必要です。
家畜排せつ物の野積みや地下浸透・周囲への流出などがある場合には、日常の管理などを改善し不適正な状況を速やかに解消しましょう。
定期的に次の項目をチェックして、該当する場合は速やかに改善願います。
(1)家畜排せつ物の野積みや素堀がある。
(2)施設から排汁等の流出がある。
(3)クラックなど、施設に破損がある。
別添シートの対応方法を参考にして、それぞれの状況に応じた改善策を実施し、不適正な管理を解消しましょう。
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