5月27日、芽室町役場で『地域包括ケアシステム研修』を開催しました。
地域ケア会議（地域ケア推進会議）の機能を活用し、医療と介護の支援を必要とするケースをとおして、地域の専門職や相談支援担当者と必要な体制の構築につながることを目的に実施。
今回の研修テーマは『願いに寄り添った医療と介護の切れ目のない支援体制』で、町内の医療・相談支援担当者が集い、実際にALS（筋萎縮性側索硬化症）の家族を支援している篠原氏や訪問看護ステーションりらく所長の中村氏から、実体験をもとに支援者に伝えたいことや支援に対する課題などをお話しいただきました。
地域包括ケアシステムアドバイザーである北海道大学公共政策大学院の田中謙一教授からは「本人や家族が治療だけでなくこれからの生活のあり方を選択できるように情報を提供することが大切」と総評が述べられました。
芽室町では、地域課題の解決を世代ごと、組織ごと、分野ごとの垣根を越えて共有し、それぞれが「自分ごと」として解決する機会を今後も設けてまいります。