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役場からの情報

現在地

  • 学校トイレへの生理用品設置について ほか

投稿内容

受理番号

136

受理日

令和3年9月1日

分野

教育[教育]

発信者

女性

内容

(1)学校トイレへの生理用品設置について
芽室町の小中学校トイレに生理用品を置くという決断は、子どもの人権養護や子どもの貧困対策という点から大変有意義なものだと考えています。町は今年度のみの緊急措置という考えのようですが、ぜひ来年度以降も予算化してください。

①.子どもたちが安心して自分の体と付き合える環境作りのため 男性にはわかりにくいか思いますが、思春期の月経は周期も不安定でいつくるかわからないという性質のものです。また、月経周期のことを習っても、理解不十分な側面もあるでしょう。そんなときにトイレに行って生理用ナプキンがあるとわかっていたら、どれほど安心して過ごせるでしょうか。

②保健室に取りに行けばいいという大人目線の発想を捨てる そもそも子どもたちは、月経という体の現象に出会ったばかりであり、戸惑いも大きいものです。また思春期ゆえの恥ずかしさという感覚も持ち合わせていることは、誰もが経験してわかっていることかと思います。そこに男の子がいたら恥ずかしくて言えないとか、先々月もタイミングが合わなかったとか、色々と子どもにもプライバシーがあると思います。ですから、保健室に行って取りに来なさいという、申請主義のようなスタイルではなく、トイレにあるという温かみのある方式を子どもが言わなくても大人側から配慮して用意するべきであると考えます。

③どんな子どもたちも優しい学校作りのため 生理用品は安いものではありません。ですから、学校にトイレットペーパーが用意してあるのと同じ感覚で生理用品が用意してあることは、経済的に苦しい家庭の子どもにとって助けになることは確かだと思います。そういう子どもたちにとって優しい学校になるために、取り入れていって欲しいと町民として願います。

(2)学校の校則について ほか
最近、学校の校則というものが話題になっています。現代の多様性を認める社会においては理解できないような校則というものも新聞等で見聞します。そこで私たちの子どもにとって肝心な芽室町内の中学校校則について、入学前に公開して親子が意見を伝えるような機会を設けて欲しいと思います。そして、その校則を受け入れなさいというものではなく、改善策等の意見を伝える機会が欲しいです。入学前にどんな校則があるのかとわからず、不安です。

・制服について、ジェンダーの多様性に配慮した取組の状況はいかがでしょうか。この十勝ではジャージ登校が認められているという文化は、自分の中学校時代を振り返っても、とても良いものだと思います。これからも続けると同時に、女子生徒の制服をスラックスにするか、スカートにするかについても、自分たちの感じる性、あるいは動きやすさ等の観点から自由に選べるようにしてもらえたらと願います。

・そもそもですが、制服や指定ジャージーは必要ではないと考えています。中学校に入ったら制服を着るということは、ある種の「らしさ」押しつけではないでしょうか。まだ思春期を迎えたばかりの子どもたちが、自分らしくいられるような服装で学校に通うことができたら、生徒指導の負担も減りますし、子ども同士で校則等を意識して、あの格好はと目くじらを立てる必要もなくなると想像します。また小学校と同じようなスタイルで通えることは児童にとって中学校に通うというハードルを下げることにもつながりますし、親にとっても安心材料になると考えます。正直、中学校に入ったら、あんな黒い服(制服)を着せられて、みんな同じジャージーを着せられるのかと、親として憂鬱です。お店では格好いいジャージーが売っています。セールを狙えばお得に購入できますし、知人兄妹からお下がりをもらうこともできます。それなのに正直それよりはデザイン性が劣るものを、全員強制的に着せられて、髪のゴムの色等までいちいち言われるのかもしれないと想像すると・・・、本当に今から子どもがかわいそうですし、親としても不安です。もう少し、そういうところから学校に通うということへの楽しさにつながるような工夫をお願いしたいと思います。

回答内容

回答日

令和3年9月9日

回答者

教育推進課教育推進係

内容

(1)学校トイレへの生理用品設置について
 学校トイレへの生理用品設置についてお答えします。
 現在、町内の小中学校では、児童生徒が学校生活において、生理用品が必要になった場合、保健室で対応し、無償で提供しております。
 併せて、困ったことがある場合には、担任や養護教諭等に随時、相談するよう指導しております。
 一方で救いの声を上げることが出来ない児童生徒の存在やコロナ禍における経済的困窮による潜在的ニーズがある可能性も否めないことから、各小中学校とも協議した上で、これまでの保健室における相談機能を重視した上で、7月上旬から各学校の女子トイレにも生理用品を設置することといたしました。
 なお、今回の措置につきましては、令和3年度末までとしておりますが、設置した生理用品の利用状況等を見ながら、来年度以降の措置について検討してまいります。

(2)学校の校則について ほか
 学校校則等についてお答えします。
 まず1点目の校則について、現在、町内各学校においては、校長が学習上または学校生活上の規律を示している学校が、小学校1校、中学校で3校あります。
 文部科学省発出の「生徒指導提要」では、規律について、「児童生徒の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならない」と定めていることから、町内各学校においても、児童会や生徒会、保護者会などの話し合いを通して、適宜更新することとしております。
 芽室町教育委員会としては、これらの規律が各学校の実態を踏まえ、創意工夫を生かして定められているとともに、児童会や生徒会などの意見を生かし、不断の見直しを図る中で、子どもたちの健全な育成のため必要かつ合理的な規律となっていると考えております。
 なお、校則と密接に関わるような文部科学省通知、または北海道教育委員会通知があった場合は、その都度各校の校則を確認し、通知の主旨が反映されるよう指導・助言に努めております。
 また、各校にて行われる入学前の新入生説明会にて、この規律の内容についての説明もされております。

 次に2点目の制服について、上述の「生徒指導提要」において、児童生徒の社会的資質や行動力を高めることを目的とした指針を定めております。その中で、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくための行動規則を、校長が必要かつ合理的範囲内において制定するいわゆる「校則」の中に、服装を定める場合があることが示されております。
 これを受け、校長が、学校文化や歴史を踏まえた制服や、学習に集中できる環境としての制服、集団としての一体感や共同意識の醸成としての制服など、その意義や目的を考え、指定しております。
 なお、町内の中学校においては、生徒の希望によってスラックスもしくはスカートを選択できるよう準備をすすめております。

 今後も学校と協力して、子どもたちの健全育成に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ

芽室町役場 政策推進課
TEL 0155-62-9721(直通)
〒082-8651 芽室町東2条2丁目14

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