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受理番号
182
受理日
令和5年10月17日
分野
産業観光[観光]
発信者
無記名
内容
スカイパークが閉じた件ですが、どこに原因があったかといえば、第一に、第三セクターの慢性赤字経営です。第二に、三セクに赤字回復させるための有効で現実的な方策を練り上げることができず、議会を口説き落とすことができなかった町政の政策立案能力不足です。
現在、多くの町民から、追加予算案を否決した議会への批判が集まっているようです。しかし、根本的に、まず批判に晒されなくてはならないのは議会よりも上記の二点だということを、今一度、町民全体、また行政自身が、少し冷静になって考えないとならないのではないでしょうか。
スカイパークに長年親しまれてきた方にはシビアな言い方になりますが、スカイパーク事業は、社会教育や学校教育、観光振興などに大いに役立ちはするものの、町民全体の暮らしと命の健全な維持に直接関係するようないわば「インフラ事業」ではありません。
インフラでないものが慢性赤字に陥り、改善策や活用案も決定打が見出せず、ひたすら弱小地方都市の貴重な財源を食い潰す現状になっていれば、それに対して、財政の適正性に重大な責任を負う議会が「これではだめだ。一度けじめをつけるべきだ」と判断するのは、妥当な意思決定だと私は思います。(職を失う被雇用者のことを思えば、議会にも苦渋の決断であったと思います。失職者の救済は、雇用主の一角を担っていた町が強い責任感を持って早急に行うべきです)
町民が議会の意思決定を監視し、適切に批判を加えてゆくことは、民主主義のために大切な姿勢だとは思います。しかし、それに先立つ行政の不手際を通り越し、ただ議会のみに批判の矢を浴びせるのはいかがなものかと思います。一部報道で見られたように、町関係者の側から「反対するなら対案を出せ」と議会に文句をつけるのも筋違いです。町民や議会の意見を聞きつつも、次なる有効案を作るのは、それがいかに困難なことであってもあくまでも行政です。
町はこの厳しい議会判断を受け、今度こそ性根を据え、また、今回の騒動の中で聞こえてきた町民の声を丁寧に掬い上げて、芽室町の大切な財産である新嵐山エリアの有効活用のための政策立案に励まなくてはなりませんね。非常に困難でしょうが、反省すべきを反省し、全ての叡智を結集し、ぜひ良いプランを立ててください。一町民として、役場の皆さん、特に町長と副町長の今後の奮起に期待しております。(くれぐれもお身体気をつけて)
回答日
令和5年10月24日
回答者
魅力創造課(新嵐山再生担当)
内容
この度は、皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことに対し、お詫び申し上げます。
指定管理者として新嵐山スカイパークを運営する第三セクター「めむろ新嵐山株式会社」は、令和2年度から4年度までのコロナ禍の影響に伴う売上減少が要因で資金繰りがひっ迫し、債務超過に陥りました。そのため、令和6年3月末に会社清算を目指し、過年度分の委託料と売上実績のかい離分を支援金として補助するため、9月21日の町議会において補正予算案として提案しましたが否決となったことから、運営するめむろ新嵐山株式会社は10月10日を以て事業停止となり、これを受けて町ではスキー場を含めた今シーズンの営業を休止することとなりました。
今回「スカイパークを閉じた件ですが、第三セクターの慢性赤字経営と議会を口説き落とすことができなかった町政の政策立案能力不足です。」というご意見を頂きましたが、経営状況に対する町の見通しの甘さや会社としての経営責任があることは認識しており、ご指摘のとおりであります。その上で、今後の奮起に期待するという温かいエールを頂き、感謝申し上げます。
今回の休業決定は、新嵐山の魅力や資源を無くそうと決めたわけではありません。今後においては、未来を見据えた再構築に向け、町民をはじめとした多くの皆様と意見交換や協議の場を設けながら、新嵐山の在り方について検討してまいります。
芽室町役場 政策推進課
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