
役場からの情報

TEL:0155-62-9720
庁舎開庁時間 8時45分~17時30分
受理番号
221
受理日
令和7年2月26日
分野
教育[教育]
発信者
50代女性
内容
小学校にフッ化物洗口を導入しようとしていることを知りましたが、集団実施はトラブルが起きやすく、現場の先生達の心身的な負担となります。昨年は十勝管内のこども園で間違って漂白剤でうがいをさせる事故が起きています。学校では薬剤師が作るからそのようなことは起こらないと役場の方が言っていましたが、町内の保育所、幼稚園では今も現場の先生が劇薬を薄めて洗口液を作り、容器の消毒作業をしているのでしょうか。洗口液自体が現在は市販されているので、必要な人が各家庭保護者の責任で実施する方が安全で望ましいです。
どうしても小学校で集団実施をするのなら、次の点をお願いします。希望調査は、希望者のみが用紙を提出するものとし、非希望者は用紙を提出しない、提出しなくても催促しない。希望の有無は親だけで判断せず、子どもの意思を尊重するように促してください。また、学校現場の態勢が整わず、導入ができなくても学校に強く求めたり急かしたりしないようお願いします。
1月議会の厚生文教常任委員会で、非希望者は水うがいなのか議論されていました。間違いが起きやすくなるので、非希望者に水うがいさせることは、避けていただきますようお願いします。どうしても実施するのなら非希望者の意思を尊重するためにも放課後に非希望者は帰り、希望者だけが残って実施するようにしてください。町内の保育所幼稚園でも過去に水うがいを辞めた施設やフッ化物洗口自体を辞めた幼稚園があります。
回答日
令和7年3月7日
回答者
芽室町教育委員会教育推進課
内容
フッ化物洗口については、約50年前(1970年代)から、国内の小学校等において集団応用が始まり、高いう蝕予防効果が報告されており、これを受け、本町の幼稚園・保育所でも、平成23年度から実施しております。
また、WHO(世界保健機関)をはじめ、多くの行政機関等が安全性と有効性を認め推奨していることを踏まえ、本町の各小学校においても実施し、人生100年時代を迎えている子どもたちの歯や口腔の健康づくりを支えていきたいと考えています。
まず、使用する薬剤は、医療用医薬品として承認されており、用法を守って使用することで安全性が保障されております。一方、管理ミスや消毒手法のミスなど、人為的なミスによる事故を受けて、不安視されることもあるようですが、町内の幼稚園保育所においては、マニュアルに基づきフッ化物洗口液の調製やボトルの洗浄等を実施しており、歯科衛生士が訪問して、実施手法の説明をしたり実施状況を確認したりしながら、安全・安心に実施できるよう進めています。小学校においては、児童数などを考慮し、フッ化物洗口液の調製は町の薬剤師に委託するとともに、歯科衛生士の訪問指導等も行う予定です。
加えて、町内の幼稚園保育所で実施してきた中で、例年9割の児童がフッ化物洗口を希望し実施しており、小学校でも引き続きフッ化物洗口の実施希望の有無の確認については、意思の未確認や提出忘れによる漏れがないよう取り進めていきます。
子どもが意見を表明できる環境づくりについては、こども基本法等にも位置付けられていることから、フッ化物洗口の実施希望の有無について、子どもの健康維持・促進についての親の考えなどを伝えつつ、親子で話し合いながら一緒に考えることが重要ですので、フッ化物洗口事業案内文書等の中で伝えていきます。
さらに、フッ化物洗口の実施を希望しない子どもにおいても、学校はその子どもたちも含めた口腔の健康促進・健康教育を行う責任がありますので、そのことを踏まえた対応をしてまいります。
芽室町役場 政策推進課
TEL 0155-62-9721(直通)
〒082-8651 芽室町東2条2丁目14
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