内容

運動広場を知っていますか。面積は2.2ha、周囲は樹齢20年～200年の公園林約120本で囲まれ国道の喧騒を遮断し、41年目の優れたスポーツ施設です。西半分は簡易フェンスで囲まれたソフトボール場、東半分はサッカー場として利用されています。芽室ベアーズはソフトボール場を活動拠点として37年間、週3回の活動を継続してきました。現在部員は15名、平均年齢は75.4才です。2月に役場に呼ばれて立ち退きを迫られました。運動広場を解体してモンベルを中心に商業施設に転用するとのことでした。運動広場は噴水広場、柏の森に連動する緑の空間です。高齢者や少年団が継続して活動してきた少子高齢化対策にふさわしい施設で少年の夢や高齢者の生きがい、健康増進に役立ってきました。公園をモンベルに切り売りすることと運動広場がもたらす価値を比べればPFIの失敗は明らかです。公園を利活用する根拠は冬を考えれば成立しません。モンベルが進出して巨大な駐車場による騒音、排気ガスは、公園の生態系を破壊します。短期的な利益で柏の森を脅かすPFIの撤回を求めます。

内容

（生涯学習課スポーツ振興係）
　本町のPark-PFI（公募設置管理許可制度）事業の候補地である芽室公園運動広場につきましては、令和２年１月に策定しました「芽室町社会体育施設再整備構想」において、令和８年度までにソフトボール場の機能を南多目的運動公園ソフトボール場へ移転統合し、全面をサッカー場として利用する構想を策定したところでありますが、その後、新たなサッカー場（芽室西運動広場）の確保もあり、当該施設は変わらずご利用をいただておりました。
　しかし、後段にある芽室公園におけるPark-PFI構想が進むなかでは、令和９年度以降は現状のご利用ができなくなることが予想されますことから、本年2月に施設を利用している関係団体の皆さまに説明を行ったところです。
　貴団体以外の利用団体からは、概ね理解を得たところでありますが、これまで長きにわたりご利用いただいた愛着や使いやすさという面では、移転になることでご負担が増えることになりご迷惑をおかけしますが、町全体の取組でありますことからご理解いただきますようお願いいたします。
　また、活動場所の移転に際し意見の申し出を伺っておりますので、引き続きご検討いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

（魅力創造課Park-PFI担当、環境土木課道路公園管理係）
　公園における民間活力の活用（Park-PFI）は、行政と民間事業者が連携し、財政の負担を軽減しつつ、利用頻度が減ってきた公園にこれからの時代にあった新しい役割を与え、公園を含むエリアの魅力向上による利用者の利便性の向上、新たな誘客による消費喚起、地元事業者への波及効果など、今後のまちづくりに大きな効果が見込まれるとともに、長期的な視点でこれらに取り組むことができる制度となっています。
　少子高齢化、人口減少が進むなか、新しい時代に合わせた魅力ある公園づくりによる利用者の利便性の向上とともに、持続的な地域づくりに必要な地域内経済循環や元気な商店街づくりにつながる地域経済の活性化、産業振興は重要な取組であり、町民の皆様や町内商工業事業者の皆様から大きな期待を寄せられていることからも、将来に向けたまちづくりの１つとして取組を進める考えであります。